非常に暑い.
『マルケータ・ラザロヴァー』
— Taku (@batmanight) 2022年7月2日
最近は静的な映画を観ていたから、動的なカメラワークを多用する本作は新鮮。面白いのはエコーがかった台詞。映像内の人物が発したと思えない言葉は全体のリアリズムとは反し、不思議な感覚に。急な場面の転換など故物語は把握し辛い。明快な語りをしないのは敢えてか。 pic.twitter.com/9B5WWhPSqK
「earthearthearth 斎藤大地 特集上映」
— Taku (@batmanight) 2022年7月2日
斎藤大地氏の三作品の上映。氏の映画は初めて観た。アフタートークの内容も踏まえて再確認したのはやはり映画は必ずしも書き物には出来ないということ。フィルムでの撮影・上映、即興の曲付けから生まれる不確実な揺らぎ。そこから観客に浮かぶイメージが主役。 pic.twitter.com/P9CJ9x7505
『哭悲』
— Taku (@batmanight) 2022年7月3日
面白かったが、惜しくも感じた。暴力満載ではあるが、それらが見せ物的に羅列してあるので、プロットが比較的大人しいこともあり、全体としてはまだ丸い。設定も面白いが今ひとつ活かしきれていない印象。ジャンル映画の基本を壊すくらいカオスな作りでも個人的には良かった。 pic.twitter.com/dWxYm66YW7
『ノーシャーク』
— Taku (@batmanight) 2022年7月9日
サメが出ないサメ映画。開始10秒から、サメに食べられたい為にビーチを巡る女性の独白がほぼ途切れることなく延々と続く。その台詞回しはウィットに富み、ちょっと笑える。哲学的で膨大なセリフに圧倒されるが、映像表現も秀逸。上半期に観ていたらベストに入れていたかもしれない。 pic.twitter.com/W3KmbZdDVw
『呪詛』
— Taku (@batmanight) 2022年7月15日
そこまで怖くはない。POVの手法は恐怖演出に直結していないが、観客の存在を作品内に取り込むという意味では機能している。
主人公が自業自得だという批判あるものの、この映画はそれに自覚的なのでOK。人間は完璧ではなく、利他的かつ利己的。その意味でこの主人公は人間らしくて好きです。 pic.twitter.com/4AMcovqk3f
『ソー:ラブ&サンダー』
— Taku (@batmanight) 2022年7月16日
思ったよりギャグはノイズにならず面白かったが、掘り下げ甲斐のあるテーマに対して物足りなさも。注目のベールは良くて印象的なヴィランではあるが、もし彼じゃなかったら…と考えると、やはり少し弱い。気になるのは子供の扱い。「誰でもヒーローになれる」論は諸刃の剣だ。 pic.twitter.com/YCjFGD4RRv
『わたしは最悪。』
— Taku (@batmanight) 2022年7月16日
リアル。恋愛についての物語だが、それだけではなく「何者にもなりきれない人生」という普遍的問題を解像度高く描いていた。レナーテ・ラインスヴェが魅力的。映像表現も良かった。特にポスターの場面は素晴らしく、彼女が世界で唯一の「最高。」の存在になった瞬間かもしれない。 pic.twitter.com/4SsB0uHAgL
『WANDA/ワンダ』
— Taku (@batmanight) 2022年7月17日
「自ら望みに行かなければアメリカ国民にすらなれない」
自由だけど居場所はない。ふわふわしているようで、その不条理を承諾しているかのようなローデンの表情の妙。「漂流する女性」の映画といえばアニエス・ヴァルダ『冬の旅』が思い浮かぶが、今度イメフォでやるらしい。流石。 pic.twitter.com/syBPyrriwA
『戦争と女の顔』
— Taku (@batmanight) 2022年7月17日
「戦争」の終わりは「戦闘」の終わりではない。色々な問題提起が入っているのだが、とにかく赤と緑のコントラストを効果的に使った語り口が非常に巧い。卓越した撮影で魅せる女性二人の物語という意味では『燃ゆる女の肖像』を思い出させる。
監督はまだ30歳位らしい。凄い。 pic.twitter.com/NGJ4v5JXOR
#ストーリー・オブ・マイ・ワイフ
— Taku (@batmanight) 2022年7月24日
「店に最初に入ってきた女性と結婚する」という突飛な馴れ初めから始まる、疑念と不信感が波打つ結婚生活。本作の設定は特殊だが、ある程度普遍的な話に落とし込めると感じる。
なんと言ってもレア・セドゥの魅力が炸裂していた。@FansVoiceJP pic.twitter.com/pbrfg8m56Q
『グレイマン』
— Taku (@batmanight) 2022年7月26日
原作を未読で、期待値も下げていたので思ったより面白かった。勿体無いと感じるところもあるが、プラハの混戦など好きな場面もあった。ドローン撮影には『アンビュランス』ほどの意味不明さ(あれはそこが良いのだが)はない。途中で救急車が出てくるから余計にあの映画が頭をよぎる。 pic.twitter.com/v5D1tVmnfO
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
— Taku (@batmanight) 2022年7月30日
60点。あまり低くないのは、何だかんだ楽しめたから。印象的なショットが少ないなど気になるところは多いが、旧キャストの再会はグッときてしまったし、アニマトロニクスによる"実物感"の向上も良い。一方でテーマの追求という点では非常に残念。 pic.twitter.com/KzTKtsjfVm